20180609

9時半ごろに一度目を覚ます。

 

そのあともそもそと動きだし、朝ごはんを買いに行く。まだ親知らずの手術痕が腫れているので、大したものは食べれない。カップスープと食パンを買って、食パンをスープに浸し食す。これでもまだマシになったものである。初日は痛くてウィダーインゼリーしか食べられなかった。豆腐でさえ口に含むと痛かったのである。

 

食後、漫画を読んでいると眠くなる。抗うことなく二度寝。昼前に起きる。

 

ちょっとちゃんとしようという気分になり、研究書を読む。

 

5ページで飽きる。

 

見開いた2ページのうちに分からない言葉が10コあれば、その本はまだ自分には早いのでやめておけというのを聞いたことがある。

 

今読んでいる本は大体見開きに分からない単語が7コほど。無理ではないが、非常に疲れる。

 

窓の外を見ると、今日は快晴。

 

親知らずの件さえなければ、今日は走りに行けたものを……。

 

と思っていたが、いや別に行けばいいのではと考え直す。医者から止められているのは激しい運動であって、病人のように動くなと言われているわけではない。まさか散歩をするなとは医者も言わないであろう。

 

これ幸いと、本は適当なところで区切りをつけ、散歩に出かける。ランニングウェアなんてものには袖を通さず、ジーンズとTシャツ。散歩スタイルは気取らないところに妙があるのだ。パーカーは……暑くなるかなと思ってやめた。

 

外に出る。淀川に出かけようと思い、北に向かう。結局走りに行くのはいつも夜だから、淀川の姿をいまだちゃんと見れてないのだ。

 

歩き始めてすぐに、短パンで来ればよかったと思う。もはやジーンズですらかなり暑い。途中でポカリスエットを買う。500mlを、缶で。エモい。

 

淀川に着く。

 

やはりかなり広い。けど思ったことは、結構岸がむき出しというか、コンクリで固められたりしていないのだなということ。水面がきらきらと光る。河川に近い道へと降りて、だらだらと歩く。ポカリを、だらだらと飲む。

 

河川敷が開けると、野球のグラウンドがあって子どもが練習していた。何年生だろう。なんか、肩が弱いなって思ったから、小学生だと思う。

 

ほかにも子連れのママや、サイクリングやランニングに来たおっちゃん、釣りをする若者、スラックスにTシャツで寝ているおっさんもいた。

 

梅田の中心地とあまり離れていないのに、全然空気感が違うんだなと思う。

すごくパーリーピーポーみたいな男の子が河川敷に来るのを見て、おもしろいものだと感じる。

 

今日のひるはそうめんにしよう。そう思って、そうめんを買いに帰路の途中で阪急OASISに。揖保の糸、もしくは半田そうめん、それとヒガシマルの麺スープこれが我が家の夏である。

 

が、実は気づきつつあったが、関西はヒガシマルの麺スープはそれほどドミナントなものではないらしい。結局阪急OASISには置いておらず、違うスーパーへと向かう。

 

オクラやみょうがが入った豪華なものを作ろうかと思ったが、そういう気分ではないことと、歯が痛いので断念。麺つゆ、ネギ、&しょうが。これ以上ないシンプルな面模様。いいのだよ、夏はこれからなのだから。豪華そうめんは今後の贅沢にとっておこう。

 

食後、眠くなる。抗わず午睡。

 

午後6時ごろ、起床。

 

もう少し寝ていたい気もあるが、7時半から作曲のレッスン。そろそろ準備しないといけない。

 

本当はミキシング・マスタリングが終わったところまで見てほしかったが、仕方がない。細部の気になったところだけを微調整し、持って行く。

 

結構褒められる。嬉しい。言われたところをまた自宅で調整し、ミキシングへと取りかかろうと思う。

 

楽器屋を見る。いろんな欲しいものがあって困る。モニタースピーカーもほしいし、ハードウェアのシンセサイザーもほしい。音源ももっとあれば……。尽きない。

 

講師の先生から、教室が毎年やっているライブに出ないかと言われる。いや、楽器がろくに弾けないから作曲来たんやけど……。

 

けど出て見たい気もそれなり。DJ? 鍵盤? Abletonでライブ演出できるかな。ちょっと悩んでいるところもある。

 

家に帰ってまた朝と同じような食事をする。読書の続きをする。飽きたら漫画を読む。

 

こんな感じにゆっくり時が過ぎていけばいいのにな。

 

 今日の散歩で聴いた一枚

Nudes

Nudes

 

 正直言うと、今までpeleをどう聴いたらいいか分からなかった。jazzっぽいところもある。けどギターのサウンドとかはすごくロックで、フレーズとかもオルタナティブロックの面影があって、とてもいいと思う。

 

けど、なんというか、どういう情景で聴く音楽か分からなかったのだ。どういったものをバンド側は想定しているのか、送られているボールを上手くキャッチできない感じがしていて、なぜかちょっと疲れるし、悲しかったのだ。

 

けれど、今日、河川敷で淀川を左手に夏の黄色い日差しの中を歩いていると、なるほどなと膝を打った。これだったのかと感嘆した。それは決して言葉にできるものではないと思うのだけど、なぜか妙に合点がいったのだ。

 

左に見えていた淀川は背の高い雑草で隠される。けど音は変わりなく響き続けて青い空に溶け込んでいる。

 

なるほど、なるほど。

 

これを言いたかったのかと、そう思って嬉しくなってしまったのだ。