20160614

服屋とかで店員さんに話しかけられるのが結構好きです。

 

自分では話しかけられないので、いつも話しかけられ待ちしてる時が多い。基本的にプロの審美眼を信用しているので、店員さんのレコメンドは大いに助かるし、実際に試着してみると、あぁいいものだなあと思ってそのまま買って帰ることもかなり。

 

大抵、買いたいものは事前に決まってるので、好きなブランドでこれこれこういうものが欲しいですと伝えるとぴったりなものを出してくれる。さすがプロだなぁと尊敬する。

 

これは服屋さんだけではなく、いろんなところでもそうなのですが。

 

先日、所用でヨドバシカメラに行くことがあり、せっかくなのでと色々回ってみた。

 

自宅のパソコンは今年で6年目になる。まだまだ使えそうな雰囲気はするものの、買い替えを考えてもおかしくない頃である。

 

ノートパソコンを使っているが、結局据え置きで持ち運ぶこともない。それならデスクトップにしてしまったほうがいいのではないか。趣味の作曲にもソフトを動かす際にマシンパワーがある程度必要なのでと、真剣に考えてみた。

 

一度、そういうことを調べたことがあったために理想として欲しいスペックはいちおう知っていた。色々と見ていると店員さんが。

 

『なにかお探しですか?』

 

『いえ、パソコンの買い替えを考えておりまして。デスクトップでCPUがcorei7でメモリが16Gのものでオススメとかありますか?』

 

僕としては、オススメの機種を何個か店頭に出しているもので紹介してくれればと思っていたのだが。

 

『一度見積もりを出しますから、どうぞこちらへ』

 

あらあらあら?と言われるがままに椅子に座らされ、見積もりを出される。

 

『何用で使うのですか?』

『あっ作曲をしてまして、そのソフトを動かすために』

『ディスプレイは?』

『付けてください』

『ディスプレイ、スピーカーは』

『スピーカー?』

『ディスプレイ自体にスピーカーが付いていて、そこから音が出るんです』

『ああ、いらないです』

 

結局20万のデスクトップをディスプレイ付きで勧められた。ただふらっと見に来ただけだったのに。

 

『今日契約していただけると、ここから5000円まだお引き下げできますけど』

ありがたいが焼け石に水である。

 

色々と言い訳をして、見積もり書だけ貰って帰る。

 

ホッと一息。

そのあと、靴屋に行く。ランニングシューズが欲しいと思っていたのだ。

『なにかお探しですか?』

『いや、ランニングシューズを探してまして。初心者にいい感じで、何かありますか?』

もしかして、この思わせぶりな返答がいけないのかもしれないと思ったのは、5000円のランニングシューズをレジまで持って行っていた時だった。