20180624

地震から一週間たつ。

 

余震が何度かあったものの、自分の周りでは大した怪我をした人もおらず、胸をなでおろしている。

 

身近で一番大きな怪我をした人だと、教員の奥さんが地震で割れたコップを踏んでしまって足裏をひどく切ってしまったというのが一番だった。

 

二番目は、同回生の女の子。家でベットに寝ている時に地震に襲われたらしい。目は覚めているが横になっている時だったとのこと。

 

その日は彼氏が家に泊まりにきていたらしく、彼氏さんは洗面所の方にいたらしいが、地震が来た瞬間にベットに寝ている彼女に覆いかぶさったとのこと。上から何か落ちてくるのから守ろうとしたらしい。

 

男気溢れる行動だ。『その時に彼氏に蹴られた脛がめちゃくちゃ痛い』と話す彼女の表情も怒っているなんてことはなく、とても嬉しそうであった。

 

その彼氏にすげえなと思う一方で、その話を聞いた途端、『いや、俺だってそれくらい…』と思う自分もいた。

 

そのことに自分が気づいた瞬間になんと馬鹿らしいことを考えているのだろうと思った。本末転倒である。

 

だって、自分にはまずそういう相手がいないのだ。